ゆとり世代の反撃 ――思いつくままに

立ち泳ぎながら 思いつくままに チラシの裏

【中小企業診断士】2次試験解答プロセス!【過去問の活用方法も】

皆さまいかがお過ごしでしょうか??

寒い日が続くので暖かく過ごしてください。


本当に今更、なのですが、

これから2020年度中小企業診断士2次試験についての記事を

順番にアップしていこうと思います!


試験から3か月近く経過して需要があるのか、って感じなんですが

(独学だった)自分もいろんな人の勉強法や答案を見て対策を練ってきたので

これから受験をしようかな、と考えている方々に向けて

「これくらいでも合格できるんだ!」

と自信を持ってもらえたら幸いです。

 

今日はまず、自分の解答のまとめ方(と過去問の使い方)について。

初めに断っておくと、自分のやり方はこの2つの記事を参考にして出来たものです。

(勝手にリンクを貼っています、すみません)


【ゲスト寄稿】二次試験の解答ルーティン

rmc-oden.com


―「中小企業診断士試験 一発合格道場」より「のぶ」さまの記事


中小企業診断士2次試験は誰にでも書けるようになる 私の解答プロセス

koumatsu.hatenablog.com

―「koumatsuのブログ」より「koumatsu」さまの記事


とても読みやすく、分かりやすくまとまっています。本当に参考になりました。

この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

お二人の方法に、ところどころ自分でアレンジを加えたところがありますので、

そちらは下記を参考にしてください。

 

結論から言うと

・読み方:設問→与件文の順番

・設問確認したときに、制約条件をまず確認!

・1要素≒30字として、大まかな解答構成を考える

・線:プラス要素に〇印、マイナス要素に△印、その他重要要素に□印(色分けやSWOT分けはしない)

・印をつけたところを各設問に割り振っていく

・過去問は要素の割り振り練習。全部書かないことで時短

といったものです。


自分はまず設問を読みました。そして制約条件は何か?そもそもの問いは何か?を確認するようにしました。例えば2020年度事例Ⅰの第1問(1)

A社の経営権を獲得する際に、A社長の祖父は、どのような経営ビジョンを描いていたと考えられるか。100字以内で答えよ。

であれば

・制約条件:時制(経営権を獲得する際)と主語(祖父)

・解答構成:「①~~、②~~、③~~、というビジョン」(列挙型

・入れたい要素:買収に関するようなのでシナジーは入れる

というものです。

 

解答構成は大まかに捉えたものなので実際の書き方は違うこともありますが、先に文章の「ひな型」を作ってしまうことが重要かなと思います。というのも試験問題である以上、恐らく解答例があって、それを基に文字数や前提条件の制約があるハズなので。そう考えると「ひな型」作りは「大外し=事故」しないための良い作戦かなと考えます。

「ひな型」は主に2つ、「A:列挙型」と「B:理由型」があります。列挙型は「①~~、②~~、という〇〇」といったもので、理由型は「(①)~~によって(②)~~が起こったため」という感じです。

もちろん、単純にSWOTを聞いてくる問題など「ひな型」に捉われない方が良い問題もあるので、場面に応じて使っていくイメージですね。

 

制約条件は「そんなの当たり前じゃん」と軽視されがちなのですが、あとから解答を見ていくと意外と見落としていることが多いです(2020年事例Ⅱ第3問の“自社オンラインサイト上”(SNSやメールではない)のように)。ここを落とすとダメージが大きいですし、自分の手ごたえと実際の点数の乖離(自分は書けたと思っているのに点数が伸びない)にも繋がってしまうので本当に要注意です

 

もし解答構成を作っているときに思いついたこと(例ではシナジー)があれば同時にメモをしておきます。あくまで思いつきなので、実際の解答に入れない場合も多いですが、こういうメモがあればより理論的な解答構成が出来るようになるのかなと思います。

 

f:id:tokeihira:20210117162344j:plain

事例Ⅰ 問題文メモ


あと、多くの方が行っているマーカー引きですが、自分は全く使いませんでした。ペンを途中で持ち替えるのも、カラフルになって後から読みにくくなるものイヤで、結局得点に(そこまで)繋がらないと判断しました。(つまり1次も2次もシャーペンと消しゴムのみで挑みました)その代わり、プラス要素に〇印、マイナス要素に△印、その他重要だと思うことに□印をつけていきました。SWOTほど細かく捉えずに、割り切って読み進めた方が自分には合ってましたね。

 

f:id:tokeihira:20210117162338j:plain

事例Ⅰ 与件文



最後に、印をつけたところを各設問の「ひな型」に当てはめていく作業です。“文章を書く”よりは“部品(要素)を組み立てる”ような感じでしょうか。基本的には1つの要素を複数の問題で使うことはないので「コレは第1問で使うかな~それとも第3問かな~」と考えながら進めていきます。

結局のところ、この作業がものすごく難解なのですが・・・

なので、自分の過去問演習は100字そのまま書く訓練はほとんどせず、「第1問なら、AとBとCの要素を使う」という自分の考えと解答例に書いてある要素を見比べて修正していくことを進めていきました。こうすると大体40分くらいで1事例出来るので、倍速で演習が進んでいくことになります。日々の忙しい合間を縫って対策する試験なので、こういうところで時短をしていくのも手かなと思います。ただ、たまには手を動かしてあげて、大量の文字を書く感覚を忘れないようにするのがいいと思います。


実をいうと自分は2019年の2次試験に不合格でした。そのときの自分の解答を後から読むと「そもそも問われていることに答えていない」「内容が薄すぎる」内容が多いと感じたのです。
その反省から、問われていることに答えるには?、要素の抜け漏れが起こらないようにするには?、と調べてこの方法にたどり着きました。(ゆくゆくは2019年の不合格答案もアップしようと思います)

 

以上、長文でしたがお読みいただきありがとうございました。十人十色の解答方法があると思うのですが、もし使えそうなところがあれば参考にしてみてください。そして自分流にカスタマイズしていって頂ければ、それが一番の対策になるはずです。