ゆとり世代の反撃 ――思いつくままに

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【中小企業診断士】2020年度2次試験再現答案―事例Ⅲ

事例Ⅲの再現答案です。個人的には1番やりにくかった事例です。

 

その他の事例はこちらから↓
事例Ⅰ

【中小企業診断士】2020年度2次試験再現答案―事例Ⅰ - ゆとり世代の反撃 ――思いつくままに

事例Ⅱ

【中小企業診断士】2020年度2次試験再現答案―事例Ⅱ - ゆとり世代の反撃 ――思いつくままに

事例Ⅳ

【中小企業診断士】2020年度2次試験再現答案―事例Ⅳ - ゆとり世代の反撃 ――思いつくままに

 
事例Ⅲ

(2月14日追記:61点でした)

第1問(配点20点)
C社の(a)強みと(b)弱みを、それぞれ40字以内で述べよ。

<設問確認後>
・よしよし、これは落ち着いて対処しよう
・第2問、第3問に納期遅延ってあるけどコレは入れて良いの?

<与件文確認後>
・弱み多すぎるな、、、とりあえず詰め込もう

<回答>
(a)特殊加工技術や品質が高いこと。設計から据付の一貫した体制。高付加価値受注の多さ。
(b)納期遅延の多さ、従業員間の技術力のバラツキ、狭い作業空間、非稼働時間の多さ。

<反省>
・結局納期遅延を入れて良かったのかどうか分からない


第2問(配点40点)
C社の大きな悩みとなっている納期遅延について、以下の設問に答えよ。
(設問1)
C社の営業部門で生じている(a)問題点と(b)その対応策について、それぞれ60字以内で述べよ。
(設問2)
C社の製造部門で生じている(a)問題点と(b)その対応策について、それぞれ60字以内で述べよ。

<設問確認後>
・それぞれで答えるのか、ごっちゃにならないように
・60字だから、要素を2つずつ入れておこう

<与件文確認後>
第2問と第3問でキーワードの切り分けが全然分からない!!
・「製作前プロセスに時間を要して」いて、「受注内容によって、製作期間が生産計画をオーバー」するのか。
・営業部門はスケジュール、製造部門は作業と技術、って感じかなー
・そもそも納期提示早すぎね?自分が製造部門ならキレるよ?

<回答>
1.
(a)製作前の仕様・図面変更が多く制作時間が短いこと、②加工に要する時間を把握しておらず無理のある納期を提示していること。
(b)①施工図などの顧客承認時に納期を設定し制作時間を確保する。また、②納期提示前に製造部と調整し必要な加工時間を確保する。

2.
(a)①チーム毎の技術力に差があり進捗が乱れること、②作業に係る標準化が出来ておらず、計画通りに作業が進まないこと。
(b)①加工物や技術に応じ作業チームを再編する、また②標準化を行い作業時間を明確にし難易度や効率を意識した生産計画を立てる。


<反省>
・「顧客承認時に納期を設定」が実務的に出来るのか?
・「意識した生産計画」というふわっとした対策
・3DCAD入れた方がよかった(のか?)


第3問(配点20点)
C社社長は、納期遅延対策として社内のIT化を考えている。C社のIT活用について、中小企業診断士としてどのように助言するか、120字以内で述べよ。

<設問確認後>
・事例Ⅰぶりのシステム関係
・「納期遅延対策」ってところはぶれないようにしないと
困ったときは「リアルタイム」で「全社的」に「共有」、そして「DB化」

<与件文確認後>
・キーワードの切り分け!!(再び)
・あんまり「営業」「製造」を意識させない方が第2問とかぶらないかな
・打ち合わせで「不在」が多いんだから、Zoom会議にすればいいじゃん

<回答>
IT化を進め、①受注状況や仕様の内容、変更などを全社的にリアルタイムで共有し、②社員間の打ち合わせをWEB上で行うことで効率化を図る。また、③過去の施工内容などを顧客に提示しイメージの具体化やすり合わせを行い手直しの頻度を減らす。

<反省>
・間違ってないんだろうけど、中身が薄いんだよなぁ
・120字なので、もう少し要素を入れた方がよい
・3DCAD・・・?CAD/CAM・・・?


第4問(配点20点)
C社社長は、付加価値の高いモニュメント製品事業の拡大を戦略に位置付けている。モニュメント製品事業の充実、拡大をどのように行うべきか、中小企業診断士として120字以内で助言せよ。

<設問確認後>
・「付加価値の高いモニュメント製品」だから、その他の製品と間違えないように
・「充実、拡大」を書き連ねても分かりにくいし、“誰に、何を、どのように”で考えていこう

<与件文確認後>
・モニュメント製品だから技術力はいるよね、QCサークルまで書かなくてもいいか
・「狭隘な状態」はここで拾っておこう、でも整理整頓くらいで解決するのかな?
・というか、第2・3問の切り分けで疲れたよパトラッシュ・・・

<回答>
①技術力の継続的向上や試作品の展示などを進めデザイナーへの働きかけを強化し、②他社との協力や建屋移設などにより作業場所を確保し更なる製品の大型化に対応する。また、③塗装業など他社との協働により更に高付加価値の製品制作に注力する。

<反省>
・塗装業ほんと蛇足!!建屋移設も中小企業に助言する内容ではない。
・もっと技術力向上や働きかけを詳しく書いていった方がいい!

・正直点数は期待できない。

 

 

「事例Ⅲは“Q(品質)・C(費用)・D(納期)”」と意識していましたが第2問~第3問まで全てD(納期遅延)、というまさかの事態。そして弱みやキーワードが盛りだくさんで、一体どの問題にどの要素を入れたらいいのか、悩みまくった80分でした。悩んだ挙句に第4問で力尽き、要らないことばっかり書き連ねてしまいました。いろいろと反省が多い事例です。

 

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