ゆとり世代の反撃 ――思いつくままに

立ち泳ぎながら 思いつくままに チラシの裏

雑談力とは「目的」があるかどうか

コロナ禍でのGWも去年に続いて2回目。大型連休でも旅行も会食もしないことに慣れつつあるのもどうかと思いますが、そんな感じで大人しく過ごす今日このごろ。

 

最近、入社して2~3年目くらいの後輩の面倒をよく見ているんですが、

彼・彼女たちから「お客さまと雑談が出来ない」「プライベートな話を振って返事が返ってきても『そうなんですね~、、、』と止まってしまう」と相談されることが多いです。

 

彼らは、物心ついたころにもうE-mailやSNSが当たり前だった世代なので、面と向かって微妙な距離感を徐々に縮めていく作業(?)に抵抗感があるのかもしれませんね。

 

世の中には「雑談力」なるものを解説した書籍が山のようにあります。自分はそういうものを読んだことないんですが、勝手に「雑談力」は「目的」を持った話が展開できるかどうか、だと思っています。

あくまで雑談のイチ要素だと思うので、「目的」だけが雑談ではないとは思いますが、やはり上手い営業員さんはこういうところを突いてきている気がします。

 

例えば、自分がハウスメーカーで、住宅展示場に来た家族に雑談をするとして。単に「休日の過ごし方」や「仕事」を尋ねるのではなく。

「休日の過ごし方」がアウトドアなら庭を広めに取ったりウッドデッキを提案する、インドアなら広いリビングでゆったり過ごせるようにしたり趣味部屋を作る方向で話を進める。

「仕事」から年収(=予算はどれくらいか、ローンの返済比率はどうか)や夫妻のパワーバランスや休日(今後の商談はどうやって進めていくか)がイメージできるかどうか。

直接質問するのではなく、間接的に雑談を通じて情報収集してニーズを拾っていく。これが営業上の「雑談力」ではないかな、と。

 

こういう風に考えると、雑談に「目的」が出てくるので、意外と簡単に雑談が出来る気がします。着地点が見えることで、ある程度台本が見えてくるというか。自分は話すのに苦手意識がありましたが(!)、この方法を見つけて割と話せるようになりましたね。

ただ、これをするためには自分が提供できるものは一体なにか、商品の強みは何で、それによりどんなニーズに対応できるのかをしっかり知る必要があるんで、日々勉強は欠かせないんですが。

 

こんな感じで話すこと、雑談することに対して苦手意識が薄れてもらえればいいなぁと。ただ、根はすっごくコミュ障の自分は「『雑談が苦手』??いやいや、そんなこと言いながら自分ら友だちも多そうだし、社交的でモテそうやん・・・?え、逆になめてんの??」なんて心の中で悪態ついているのですが、内緒です。

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