ゆとり世代の反撃 ――思いつくままに

立ち泳ぎながら 思いつくままに チラシの裏

理のある言い分は正論に聞こえるか

年度末、年度初めということで。仕事もいろいろ締めやら新事業やらの時期。

特に新事業の話は各所に説明に回ったりしないといけなくて、それに対する反発が最も大きく目に見えてやってくる時期でもあります。

 

先日も新事業の説明後、その説明を聞いていた方から

「いろんな人から文句聞かされて、大変ですよね」

「わたしだったら腹立つと思うんですけど、怒ったりしないんですか?」

と言われまして。

 

確かに、いくら業務とはいえ

別に自分が始めようって決めた訳でもないことを説明して、

それで「余計処理が面倒になった」だの「そんなことをするより優先することがある」だの

そんな風に言われれば、誰だって腹が立つように見えるんでしょう。

 

・・・ただ、不思議なことにあまり怒りは湧いてこない。何故なら、その言い分もごもっともだと思うから。実際、処理が面倒になっているところもあるし、優先するべき事象だって山のようにあると思っている。

 

一方、自分の中で今回新しく始まることも必要だと思っているので。

将来から逆算して考えたときに、きっと必要になってくるはずだと。だから説明を尽くしていかないといけないし、やり玉にあがっても、それもまた役割だと。

 

結局、相手も無理を言っている訳ではなく、正論で向かってくる訳で、その正論にいちいち腹を立てていては仕事になりませんからね。その分、きっちりこちらも言い分、正論で返答する。

どのみち「あいつはあっちの理屈で変なことを押し付けてくる」と言われるのがオチなんでしょうが、、、まあ報われないのも慣れてきたので自分でもつまらない人間になったなと哀しむ今日このごろです。

 

相手の理のある言い分が暴論に聞こえたら、その時がおしまいなんだろう。

 

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