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中小企業診断士・試験制度が変更になるようです(その2)

先日、診断士試験の変更について記事にしました。

tokeiura.hatenablog.com

 

個人的な意見でいえば、、、賛成と反対が半々、って感じでしょうか・・・

苦労して1次試験に合格しても、2次試験に落ちればまた振り出しに戻る、、、というのは中々精神的に厳しいもの。そこまでの頑張りを認めてあげよう、というのは悪いことではないと思います。

名称を与える=履歴書にも書ける、ということなので就・転職でのアピールにも繋がるのかな~とも。

 

反面、(2次試験に合格しているから言えることですが)それなりに苦労して取得できる試験だからこそ重みがある、そして高いレベルと認めてもらえる、という点もあります。

それに科目合格で名称を与えられる国家資格は他にないのでは?科目合格制を採用している税理士試験も「簿記論合格していたら、それ名刺に書いて名乗っていいよ」って訳にはいかないですし(もちろん会計事務所へ入社するときのアピールにはなりますが、税理士試験を知らない一般の人にとっては税理士かどうかだけが重要)。せめて1次試験全部を合格できてから名称を付与してはどうかな~と思いますね。

 

 

EBA中小企業診断士スクールの江口先生が以前のブログでこう書かれています。

「惜しくも今年不合格となった方。多くの時間と犠牲を払ってこの試験に取り組み、期待していた未来とは異なる現実を突きつけられて、虚しさの中にあると思います。」

「今年5回目の挑戦で合格された方は、去年、4回目の不合格を経験されました。これまでの4回の挑戦も、学習時間に比例して得点が増えるわけではなく、確実に得点が積みあがる保証がない中で、わずかな差を埋めるために『もう1年』と挑戦しました。この試験が1年に1度でなければ、もっと気楽になれたかもしれません。でも、この試験が年に数回ある試験だったら、あなたはこの資格にこれほど惹かれなかったのかもしれません。

2次筆記試験結果が公表されました。 – EBA

 

「なぜ山に登るのか ――そこに山があるから」ジョージ・マロリーのような登山家ではないですが、やはり高い頂だからこそ、登りたい、頂点からの眺めを見てみたい、というのも人の情。江口先生の言う通り、診断士がもっと気軽に受けられる試験だったなら、挑戦してやろうという気持ちが起こらなかったかもしれません。

試験制度が変わっても、これまでやってきたことは変わりませんし、そもそも独占資格でもないので、取得後が大切なのは言わずもがな。

みんなに診断士を知ってもらって、いろんな角度で活動が出来たらうれしいですね!

 

(参考)他の方の感想も載せておきます。

・「まとめシート」野網先生

www.youtube.com

・TAC講師 津田先生

www.youtube.com

 

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